今回は、6月17日の教員研修スペシャルイベントでもサブテーマとして取り上げられた、「保護者との関係構築」について取り上げる。このところ「モンスターペアレント」と呼ばれる学校への過剰とも言える反応を見せる保護者の出現が問題視されている。しかし、保護者との良好な関係構築が、指導上、大きな効果を発揮することは間違いない。その意義について、検討していきたい。
大学進学に向けた進路指導の中で、イベントを組んだり校外のイベントに参加させたりする積極的取り組みが多く行われるようになった。当然、周到な配慮のもとに設計されているはずだが、そこには成功例も失敗例もある。各種イベントについて、どのような配慮をすることが、成功につながるのか、いくつかの事例を交え検討したい。
近年、生徒の大学合格実績を向上させるために、入試問題の演習指導に積極的に取り組む高等学校が増えています。そして、限られた時間の中で様々な工夫をして、実績をあげている高等学校もあります。しかし一方で、なかなか演習の成果が上がらず、進学実績に結びつかない、模試の目標点になかなか達しない等の悩みを持たれる例を多く見聞きします。 どのように教えたら生徒に問題が解ける力を身につけさせられるかという根源的な問題の他に、どうしたら演習系の講座に出続けてもらえるか、どうしたら問題を解くことに興味を持たせられるか、など様々な点で私ども予備校講師も悩んでいます。この日々の葛藤を通じて考えたことを書きまして、皆様の参考として頂けたらと思います。
「わかりやすい授業をすることが生徒にとって最善である」というのは正しいことなのでしょうか?自分は先生という立場になって、ずっと正しいと思っていました。しかし、わかりやすい授業をしても必ずしもそれが正しいとは限らないと考えるようにもなりました。極論ですが、わかりにくい授業でもいいと思うのです。今回は、どうしてそのような考え方を持つようになったのかを書いてみたいと思います。
みなさん、こんにちは。教育総研の教員研修創設から、講師を担当させていただいております、数学の湯浅でございます。 初めの頃に比べて、教員のみなさんの教授力はかなり良くなりました。また、多くのリピーターの先生方に支えられてここまで回を重ねることが出来ましたことを、この場を借りて深く御礼申し上げる次第でございます。ありがとうございます。 さて・・・、今回はこの教員研修を通して、感じたこととその対策についてお話したいと思います。
「代ゼミの教員研修ってどんな感じなのだろうか。」 「自分が参加しても、果たしてついていけるのだろうか。」 「そもそも研修なんて、新人教師が受けるものなのではないのか。」 「研修を受けたところで、自分にプラスになることが本当にあるのだろうか。」 このウェブサイトをご覧になっている方の中には、過去に代ゼミの教員研修に参加された方、もしくは参加に興味をお持ちの方が多くいらっしゃると思います。参加された方でしたらその様子は大体おわかりかと思いますが、まだ参加されたことがない方の中には少し不安な気持ちを抱いている方もいらっしゃるかもしれませんね。 このコラムにおきましては、2009年3月28日に代ゼミタワー(代々木ゼミナール本部校)で開催された「授業法研究ワンデイ特別セミナー」にご参加いただいた先生方にお書きいただいた「研修終了後アンケート」の一部を抜粋し、その内容に回答させていただこうと思います。今回はご参加いただけなかった先生方にも、代ゼミの教員研修ではどのようなことをやっているのかを、ほんの少しでもお伝えできるといいな、と思っております。 このコラムをお読みになることによって、「ちょっと研修に参加してみようかな」と思っていただけましたら、とてもうれしいです。
文法や構文など、英語の知識を生徒に与えると、そのような知識を与える前よりも生徒の読解スピードが圧倒的に遅くなることがあります。特に、教えられた知識を使おうとする真面目な生徒にそのような傾向があります。もちろん、今までいい加減に読んでいた英文を、意識したことがなかったルールや知識を意識して読むのですから、一旦、読解のスピードが遅くなるという現象が生じるのは当然です。このようなルールや知識を反復的に使うことで、その使い方に慣れ、そのうち、速く、正確に読めるようになるはずだ、という前提で私たちは文法や構文を教えています。しかし、本当にそうだと言い切れるでしょうか?もしかしたら、与えた知識が、逆にスムーズな理解の妨げになっている場合もあるのかもしれません。
ここのところ、「生徒に考えさせる授業」という言葉を耳にする機会が再び増えてきている。学習の過程において生徒に考えさせたい、思考力を高める指導を行いたいという現場の思いを強く感じる。しかしながら、そのために何を為すべきか、となると明確な方向性は必ずしも得られていない。言葉だけが独り歩きしている印象すらある。どのような取り組みが好適であるかを判断する為には、まず「考えさせることで何を得ようとしているのか」という根源的な問いに立ち戻ってみる必要がありそうだ。
我々の仕事、講義をするという仕事はいざ教壇に立つと本当に孤独な仕事であり、すべて自分で仕事を進めていかなければならない。生徒の前で失敗は許されない。映画の撮影のように「撮りなおし」がきかないのである。誰も助けてはくれない。しかも私のように、同じ予備校で生徒だった経験があると、悪い意味で自分を客観視してしまうため、さらにプレシャーが増大してしまう。 先生方は日々の授業にどのようなプレッシャーをお感じだろうか?
前回までの3回に亘るコラム『興味関心を引き出す学習指導』で、学習者の興味と関心を引き出すための働きかけについて考えた。その中で、最も確実性が高い方法は「学力や技能の向上を実感させること」である旨をお伝えし、そのために満たすべき要件として、(1)統合感、(2)意味の拡張体験、(3)問題検知センサーという3つのキーワードを紹介したわけである。これを引き継ぎ、本稿では学力向上を実感させる正しい学習指導を実践することにより得られるもの、その先にあるものについて考えてみたい。
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